小池貴之「光と気配」
湿板写真による空間の再構築
Kino Koike “Light and Presence”
Reconstruction of Spatiality Through Wet Plate Collodion
開催日:2024.4.20(土) – 5.12(日) 木, 金, 土, 日, 祝日オープン
時間:12:00 – 19:00
会場:金柑画廊(東京都目黒区目黒4-26-7)
地図:https://maps.app.goo.gl/tWj2DdGXA2nEcC5e7
詳細:https://kinkangallery.com/exhibitions/3328/
交通:目黒駅からバスが便利です。黒01、黒02、黒06、黒07、東98で10分ほどです。
■作者在廊予定:最新情報はSNSでご確認ください
5/9(木) 18:00-19:00
5/10(金) 18:00-19:00
5/11(土) 14:00-19:00
5/12(日) 14:00-19:00
■ステートメント
我々は光や影は見えても気配は見えないはずである。しかしゾクゾクとするその感覚は、確かに二次元のイメージの中に見えることがある。小池は写真を始めた頃から、その不思議な気配を表現すべく目の前の光景にカメラを向け、記録し続けている。
その記録の表現方法として、独特かつ唯一無二の像を表現することができる湿板写真を選んだ。湿板写真用いた本作は、薬剤の調合から露光、展示額装まで、すべて作者による手作業で制作している。薬剤の熟成具合、塗布の仕方、現像液の流れ具合、作者の体温の伝わりなどにより、毎回違うムラが現れ、同じイメージを二度と作ることができない。この生き物のような不思議な像の現れに、私と被写体との間に漂う気配を重ね合わせた。
■展示作品の販売について
各イメージ限定10枚販売しています(ステップアップエディション)
仕様や販売状況などは下記のプライスリストをご覧ください。日々更新しています。
https://kinokoike.jp/price/PriceList_HikariKehai_202404.jpg
本作品は、最終的な写真プリントの段階で湿板写真の技法を使っています。
イメージの撮影には35mmや4×5などの通常のフィルム及やデジタルカメラを用いて撮影、それを一度バライタ紙等にプリント。
それを原稿にデジタル化してフィルムを作成。そのフィルムを引き伸ばし機にセットし、湿板に焼き付ける手法です。
印画紙の置き換えとして、最終的なプリントで湿板写真の技法を用いガラスに焼き付けています。したがって同一イメージを複数作ることができます。
しかし湿板特有のムラやフォグなどの模様は1枚1枚違います。同じものができません。唯一のモノとしてお楽しみいただけます。